
書家 Satoshi が語る悠久紙の魅力
INTERVIEW
-Satoshiさんが悠久紙と出会った
きっかけは何ですか?
元職場である市役所の先輩から商工会の方を通じ「悠久紙展」に出展の依頼を頂いたのがきっかけです。当時は創作活動をし始めた頃でしたので有り難く出展させて頂きましたが、まだ悠久紙も宮本さんの事も知らない時でした。
-Satoshiさんにとって、
悠久紙を使うことには
どのような意味がありますか?
一言で言うならば、悠久紙は人間や動物と同じ「生きもの」。これは悠久紙に出会った頃より年々強く思うことです。
厳密に言うと色も形もすべて違うオンリーワンのものであり、自然界で育まれた天然の素材しか使われていない事からその山々(自然)に触れているような感覚におちいります。さらには楮を育てた土、雨、風、太陽のエネルギーまでもが悠久紙の中に凝縮されている気がします。
悠久紙は大切な人に贈る「書のGIFT」として主に使わせて頂いていますが、そのような大切な贈りもので長年そばに置いて頂くものだからこそ悠久紙に出会えて良かったと思います。
ーこれからの悠久紙や作り手に
望むことはありますか?
悠久紙を絶やさずに守っていくためにその価値や魅力を多くの方々に知って欲しいと思います。現代のくらし自体が大きく変化してきていますが、その中でどのような使用用途があるかを発案し、私のような書家だけでなく一般の家庭の中でも悠久紙を使っていただきたいと思います。
作り手さんである宮本さんにこれ以上望むことはありませんが、新たな担い手となる方については悠久紙の生産に誇りを持って臨んで欲しいと思います。